矢沢永吉借金35億円でわかった器のデカさ話【オーストラリア詐欺事件】

日本の芸能界のトラブル史上を賑わせた金銭トラブルの中でも矢沢永吉はとびきりビッグだ。

まずは金額が35億円とでかい!

そしてその経緯も対応を矢沢永吉の器の大きさを示す結果になっている。

矢沢永吉35億円借金の経緯

1987年、オーストラリアのゴールドコースト。

日本にはない大自然。

空気、風景すべてに感動した矢沢永吉はここに自分の拠点をつくりたいと思った。

26階建ての巨大ビルで、スタジオ、音楽学校などが入り、屋上にはヘリポートを予定。

まずは土地の取得を開始。

ワンブロックでは敷地は足らないと隣接した4ブロックが必要である。

日本のバブル崩壊もあり、買収したビルを経営しながら時期を待つことになった。

この事業に矢沢永吉がつけたのは二人の人物である。

ひとりは矢沢永吉よりも10歳年上の男で、金融関係の仕事の経験があり、不動産関係の仕事の経験も豊富。

矢沢永吉とともに現地法人「カムストックコーポレーション」を設立、現地責任者とした。

もうひとりはコカコーラのCMで知り合ったハワイでツアーコンダクターをしていた男。

英語が堪能で、交渉事がうまいため、オーストラリアの現地担当とした。

場所はゴールドコーストを最も代表するエリア『サーファーズパラダイス』。

詐欺をされた内訳の金額は以下の通りと言われている。

・敷地面積1万平方メートルの取得に20億円

・敷地内のビル取得に11億円

・プロジェクト資金に4億円

しかし、実際はこれ以外にビルが正式に貸出されていたとしたら得ただろうテナント料などもあることだろう。

 

毎月各テナントからの支払状況や会社の口座の出納状況などをオーストラリア現地から報告を受け、3ヶ月に1度は登記簿のチェックも行っていたとのこと。

しかし、報告書に不備があったため現地に趣き、調査を実施。

現地法人が購入した土地や建物を無断で担保として銀行融資を受けた挙げ句、返済できなくて差し押さえられ、第三者に売却されていたのだった。

更に現地法人の取締役を矢沢永吉が勝手に外されていたことも後日わかる。

 

この事実を受け、矢沢永吉は1998年3月にオーストラリア証券監視委員会に詐欺横領事件として告訴。

メディアが事件を報道。

矢沢永吉が35億円の詐欺にあい、借金を背負ったことを日本中が知ることになるのだった。

35億円詐欺にあったと知った矢沢永吉は?

詐欺事件を受けて矢沢永吉の心境は著書「アーユーハッピー?」に詳しく書かれている。

オレは身内にパクられた。被害総額は三十億円以上。すべて借りた金だ。その借金をすべて背負うのは、やつらじゃない、オレだ。矢沢永吉の借金だ。

愕然とした。

事件を知ったマスメディアはおもしろくおかしく矢沢永吉について書き立てた。

そのメディアの対応にはさすがの矢沢永吉も憤りを感じたようだ。

しかし、ファンは一緒に悲しんでくれているとも信じていたのも矢沢永吉らしい。

妻などの言葉に救われ、詐欺師たちの方が何枚も上手だったことを認めた矢沢永吉はついにこんな心境に達する。

オレはだまされた自分のことがイヤじゃない。この純粋バカさ加減の矢沢がきらいじゃない。すぐそばにいるヤツがオレを陥れようと計画しているなんて夢にも思わなかった。そういうオレは甘ちゃんかもしれない。でもオレはそれでいいと思ってる。

騙した相手や過ぎてしまった過去に魂を費やすのではなく、未来に希望を向かわせるようにした矢沢永吉。

それがいいことはわかっても凡人にはできないことである。

35円詐欺事件の結末

2003年1月に男二人が起訴事実をすべて認め、詐欺事件は決着を迎えることになる。

借金は6年で返済

矢沢永吉はこの詐欺事件が発覚してから、ますます精力的に仕事をこなすようになり、なんと6年で借金を完済したと言われています。

いやはや一般人には考えられないことですが、まさにBIG過ぎるエピソードです。

矢沢永吉は人を信用しすぎる

矢沢永吉の著書を読むと過去にも何度かスタッフに騙された経験があるようです。

少々お人好しというか、信用しすぎる、任せすぎる傾向があるのだろうか。

しかし、それを懲りずにまた新たな夢、目標が出てきて、つきすすめるのが矢沢永吉の魅力とも言える。

そしてその根本は自分の音楽と、自分の音楽を愛する人たちへの絶対の自信だろう。

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1件のコメントがあります

  1. タカ55

    矢沢永吉、やっぱり凄い。
    しくじり先生に出て欲しい。

    詐欺師、捕まって良かった。